AE波
1.アコースティック・エミッション(Acoustic Emission;AE)とは、物が壊れ始めるときに生ずる音です。
- 木の棒を割る時の「ミシミシ」と鳴る音
- 茶碗が割れる「パキン」という音
- 地震の予兆波も、AE波といえるそうです。
2.ユーソニックの質問に
- 「超音波撃退装置にAE波を使用していますか?」
- 「地震の予兆波を使用でませんか?」
などがあります。
- AE波を使用していませんと回答しています。
- ウキペディアによれば、「AE波は主に超音波領域(数10kHz~数MHz)の高い周波数成分を持つ。」と記載されているので、周波数成分からの質問であれば、一部含まれていることになります。
- 地震の予兆波は、下の波形例の赤矢印部で示される部分で、2~5Hzの周波数でした。U-sonicは、超低周波を発することはできません。これを出そうすれば、1秒間に数回の揺れを発生させるような重機や、ハウスメーカで使用するような振動試験装置(地震発生装置)になってしまいます。
- 金属やセラミックやコンクリートの割れを起こすときのAE波は、弊社製品が出せる音域より高い周波数成分となります。弊社製品は、出せても極一部の帯域であり、AE波と言えないレベルです。
- 割り箸の割れる音や茶碗を割る音であれば、一般的な音響機器で実験可能です。超音波を多く出したければ、広帯域マイクとハイレゾ対応したが音響装置が良いと思います。カラオケなどのマイクなどでは、超音波までは対応できません。また、サンプリング速度も高くしてください。
- 大学などの研究機関などと共同研究できれば、面白いと思います。研究論文などを少し探してみましたが、、動物との関連性を示したものは見つかりませんでした。